会社員 女性
健康おたくの私は、新しいものを見つけてはすぐにトライするのが常でしたが、 なかなか続かず、途中でやめてしまうこともしばしばでした。 でも今回ロルフィングを10回制覇できたのは、なんと言っても1回目の感動にありました。
「呼吸に変化が生じる」というのは、ロルフィングの感想でよく見かけましたし、私が試してみたいと思ったのも「呼吸の変化」にありました。 整体や整骨など、今まで試したところでいつも「呼吸が浅い」と言われていましたが、浅いという自覚がなかったこともあって、深く呼吸ができるというのがどういうものなのか、試してみたかったのです。
で、一回目。半信半疑で受けたセッションで、背中の筋肉をしごくようなセッションを受けた後、それまでまったく意識したことがなかった肋骨の動きを感じることができてびっくり。と同時に、とっても自然にたくさんの空気を吸い込んでいることにも気づきました。「深い呼吸を無理なく行う」と、とってもすっきりした気分になる・・・それがとっても感動的でうれしくて、次回からのセッションもとっても楽しみになったのです。
上半身の次は下半身・・・浅いところから深いところ・・・と次々と興味深いセッションを受けるうちに、意識していないのに背筋が伸びて、腰が固定するというか、腰が据わった状態で歩けるようになっていきました。その姿勢の違いを体感するのが楽しくて、会社から4駅分ほど(1時間近く)歩いて帰る日も多くなりました。いい姿勢で歩いているせいか、1時間歩いても、つらくないのが不思議でした(でも疲れることは確かで、その後電車に乗ると、気づくと寝ていることもよくありましたが・・・)。
月末になるとパソコンで1日中向かって首ががちがちになる日も多く、以前は背中が岩盤のようになって頭痛がすることもしばしばでしたが、セッションを受けてから、ありがたいことに背中やひどい肩こりがなくなりましたし、疲労とともに現れる自律神経失調の症状も今のところ出てきていません。ただ、ここのところ忙しいこともあって、セッションを続けて受けていたときよりも、自分の体を振り返る機会が減ってしまい、いい状態が保ちにくくなっている気がします。 セッションを受ければ、いい状態に引き戻してもらえるのでしょうけれど、いつまでも頼ってしまってはいけないんだ、自分の体をいたわって、自分で自分のいい状態を作り上げていかないと・・・ロルフィングを受けて、宮井さんのお話を伺うようになって、はじめてそう考えるようになりました。専門家の手を借りるのはある意味簡単なことですが、自分の体の状態を知り、自分でいい状態を作り上げていくことが大事なんですよね。 最後の日に伺った「骨格は行動に合った状態に変化するんですよ」というお話が、とても印象深く残っています。そのとおりですね。私の背中が丸まっていたのも、骨盤がゆがんでいたのも、自分の毎日の行動の結果。だからそのときだけ矯正してもらっても、日ごろの行動が変化しないと修正されないのも当然、というのがとても納得できました。
これからも、調子のいい状態を思い出して、自分なりにいい状態を保っていくよう気をつけたいと思っています。 でもどうにもならなくなったら、またセッションをお願いしたいと思います。その節はまたよろしくお願いします。

ご本人の許可を得て掲載しております。原文のままで加筆・削除は一切行っておりません。